8月12日(日)、近江八幡から岐阜を目指す夏チャレンジ07-第2ステージ。
近江八幡を朝5時過ぎに出発し、国道8号線を彦根方面に北上してゆく。昨日100km以上走った翌日、身体はどうかとやや心配だったが、脚も回るし、それほど問題は無い。ただ、昨夜も21時台に寝たにも拘らず、隣室の謎の酒盛りに23時過ぎに起きてしまい、その後寝れずまたもや3時間ぐらいしか睡眠できなかったため、相変わらずの寝不足である。
今日も速いペースで彦根城を横目に、石田三成の居城があった佐和山のトンネルを抜けて、新幹線からよく目にするフジテックの工場の横を通り、米原を通過すると、国道21号線に入り、関が原に向かって上ってゆくことになる。
進行方向左手には、雲に見え隠れする伊吹山が鎮座し、いわゆる「伊吹おろし」とも思えるやや強い向かい風が行く手を阻む。上り自体は2~3%ぐらいなのでどうってことはないんのだが、この向かい風に参った。
と言うのも、向かい風と戦いながら、だらだら高低差90mぐらい上るうちに身体にやや異変を感じ始めたのだ。
腰が渋い、凝った感じ、張っている感じなのだ。
上りで下手にダンシングなんてしようものなら、「ギク!」っていきそうな嫌な予感。この症状は長い距離を向かい風の中、走ったときに起きるものだ。今日はそれほど走っていないのにこの状況はやはり2日連続のロングライドだからだろうか?
腰に違和感を抱えたまま、なんとか上りを終える。今度は下りだ。ここの下りは基本的に一直線のダウンヒルなので、かなりスピードを出して下れる。さらに良いことに遥か前に目標となる1台のクロスバイクが下っている。それを目掛けてお尻を少しサドルから浮かして、頭をハンドル付近まで下げたエアロポーズで一気にスピードをアップさせる。
面白いように周囲の風景が視線の端を流れて行き、クロスバイクもあっという間に抜き去る。車に抜かれることも無い。逆に前を走る車に追いついてしまい、ブレーキをかけるぐらいだ。そして下りきってフォームを戻した時、気付いたのである。
「さらに腰が張ってしまった・・・」
因みに関が原付近の温度は23℃だった。上りで暑い上に、向かい風だったら三重苦だったが、気候的な面は恵まれた。しかし、関が原を抜け、垂井・大垣と通過して行くと、どんどん温度は上昇してゆく。向かい風はなくなったが、腰痛と暑さでどうも調子が上がらない。
それでも、橋の上から遥か遠くに岐阜の象徴、金華山と岐阜城を確認できた。もう近い、あと30kmぐらいだろうか。
そして、揖斐川を渡る。西から行くと揖斐川→長良川→木曽川という順番で大きな川を渡ってゆくことになる。名古屋では必ずテストに出るのだ。この川の順番。名古屋から見ると木曾→長良→揖斐となるのだが、語呂的には「キソ・イビ・ナガラ」ってとっても良いと思う。しかし、これだと「ブー!」となってしまうので注意が必要だ。
そんなことを思い出しながら、橋や高架のための上り下りをクリアしながら岐阜に近づいてゆく。そして、
8時57分岐阜駅到着!
「ええ?9時前なの?早過ぎだろう!15時まで何していればいいの?岐阜って、どえりゃー暑いのに」 腰の調子も悪いし、どうしたらいいのか・・・。
ここは濃尾平野なのである。つまり平地。腰は張っていても、平坦な道なら名古屋まで確実に行けたな。ちょっと計画ミスだ。
ホテルにいらない荷物を預け、自転車置き場を聞いて、とりあえず駐輪した。そして、駅の中をうろうろして観光案内所を探して
「駅の近くで、銭湯とかソープランド以外でお風呂に入れる所を教えてください」と聞くと、何故か岐阜の案内嬢は冷たい視線を寄越して、一応教えてくれたが、店の名前すらわからん。イマイチ不親切だなーと思いながら歩くうちに、
「そうか岐阜は金津園があるから、ソープランド以外と言ったのがいけなかったんだな」と気付いて納得した。どうしようか、行ってみるかとふらふらするうちに、なんと見慣れた看板を発見した。
「コナミスポーツクラブ」
おぉー!ここの風呂に入ればいいじゃないか!そいうこともあろうかとコナミの会員証をしっかり持ってきたのだ。さらに、施設案内を見るとマッサージもあるではないか!これは丁度腰が凝っているし、ほぐして貰おう!タオル等を借りて、まず風呂に行くとなんと
「温泉だー!キャッほー!疲れた身体には温泉が一番だ!」
ゆっくりと温泉につかり、身体をリフレッシュした後にマッサージを受ける。すると、
「肩と腰がものすごく張っていますねー。脚は大丈夫だけど」
とマッサージャーさんに言われてしまった。やっぱりなー。マッサージを受けながら自分なりに分析すると、どうもバックパックがいけないような気がする。走っている途中で、重いなーと思ったし、この荷物を何とかしなければならない。普段はこんなもんしょわないものね。
さて、どうしたものかと思いつつ腰を摩りながら新たな問題に気付く。そうだ、靴がロード用のシューズしかないのだ。時間はまだ11時過ぎだ。まさか後4時間スポーツクラブで過ごすわけにもいかないし、大体明日の輪行をロードシューズで行うのは苦しすぎる。ということでまずは買い物。しかし、
なんと、駅前の商店街は全て「あー、夏休み!」って歌っている場合ではない。本当に見事に店がやっていない。暑いから喫茶店に入ろうと思っても、全てお休み。
まじかよ、ゴーストタウンじゃねーか。岐阜のくそ暑い中、腰が痛いようと摩りながら、更に汗だくになって彷徨ってしまった。結局、名鉄岐阜駅の近くまで行って靴屋を見つけた。事情を話すと、ここら辺がいいんじゃないのと店のおばちゃんがニューバランスの白地に赤が入ったシューズを出してくれた。
「おー、なかなか格好良いんじゃないの。これにしますわ」と言うと
「ん~、グレーのもあるから、そっちにしたら。赤はちょっとお客さんには似合わんわ。顔の印象とちょっとね・・・」
そうだろう、俺もちょっと派手だと思ったんだよ。でも、おばちゃん自分で勧めておいてその言い草は無いんじゃないの?ボケとツッコミを一人二役って感じじゃないの。
こんな感じになった。しかしね、靴買ったけど、岐阜も猛暑だ。暑すぎて人が歩いていないもの。歩いていても皆、茹蛸みたいになっている。観光なんて全く無理。地下鉄が無い街はこの暑さでは動くことができないよ・・・。
走行距離:77km、平均速度:25.4km/h、累計上り:200m、エネルギー消費量:1407kcal
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